TAdmは、DSC、TG、DTA など、多様な熱分析手法で取得したデータを高度に管理・解析するために設計されたソフトウェアです。装置や測定手法に依存しない柔軟なデータ処理と、研究・開発の現場で求められる高精度な解析機能を提供します。
主な特長
■ 高精度なベースライン処理
熱分析データの評価において最も重要な工程のひとつであるベースライン決定。TAdmは多彩なベースラインタイプを備え、最適なベースラインを簡単に導き出せます。
ベースライン処理の画像
■ 高度なピーク分離アルゴリズム
複数の熱イベントが重なった複雑なピークも、TAdmの高度な分離アルゴリズムにより個々の反応へと明確に分解。重なり合った熱挙動の解釈を可能にし、材料特性や反応機構の理解を大きく前進させます。
ピーク分離の画像
■ 時定数補正(tau collection)機能
熱分析装置の応答遅れによって生じる信号の歪みやピークシフトを補正し、真の熱挙動をより正確に再現するための機能です。TAdmは時定数(τ)を考慮した補正アルゴリズムを搭載しており、測定条件や試料特性に左右されにくい、信頼性の高いデータを得ることができます。
以下は熱量計における時定数補正の最適化を解説した論文です。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/josh/4/1/4_1_15/_pdf
LIBCal のテクニカルノートでは、TAdmを用いた
リチウムイオン電池の解析事例をご覧いただけます。
リチウムイオン電池の解析事例をご覧いただけます。
21700リチウムイオン電池の充放電時に得られた熱量測定データを、TAdmで解析した例